犬に食べさせていい野菜やくだものとは?

 

今や猫ブームと言われていますが、やはりペットとして不動の人気を誇るのは犬です。
犬と人間との関係を振り返ってみると、今から1万年以上も前から人々の生活に深く関わっていたとも言われています。

 

当時は、犬というよりも狼に近く群れで生活していた犬の先祖たちですが、人に慣れる狼同士を掛け合わせることで、どんどんと人間にとって飼いやすいようにしてきたといったことが最近の研究で分かっています。

 

 

現代ではペットとして飼われ、大切な家族のような存在の愛犬ですが、元々は狼から分派してきたわけですから、当然肉食であることが基本ですが、人間との生活で雑食になってきたことも確かです。

 

犬の先祖である狼は完全に肉食で、基本的に野菜を食べなかったわけですが、人間との生活で犬も野菜や果物をはじめ、様々な食材を口にするようになりました。

 

最近では大切な家族の一員の愛犬に、手作りのご飯を与えたり、ドッグフードに野菜や果物をトッピングして与える飼い主が増えていますが、愛犬にとってそれは本当にいいことなのでしょうか?

 

 

【目次】
1.基本的に野菜は必要なし!?
2.犬が食べていい野菜・果物
3.犬が食べてはいけない野菜・果物
4.野菜を与える時の調理法
5.まとめ

 

 


基本的に野菜は必要なし!?

◆そもそもドックフードには様々な栄養素が含まれている

 

ドックフードは、犬がそれだけを食べて健康的な生活が出来るように考えて作られているのです。たんぱく質やビタミンも豊富に含まれているので、良質なドックフードを適量与えていれば、栄養不足になることは考えられません。

 

しかし、ドッグフードにも色々と種類があります。人間が食べられるほど良質のものもあれば、残念ながら愛犬には食べさせたくないものがあるのも事実です。日本の犬のごはんに対する基準は、先進国の中では大変低いほうです。

 

ペット先進国では、ペットが食べるご飯に対する法律があるほどで、人間が食べられないものを与えることはできないくらいなんです。しかし日本でも、数年前から「グレインフリー」「グルテンフリー」のドッグフードが発売され、目にすることが多くなってきました。いまだに粗悪な小麦やトウモロコシが入ったドッグフードもあるのも事実ですが、グレインフリーのドッグフードができたことで飛躍的に良くなったことは間違いありません。

 

>>ドックフードランキングへ

 

ただ、どんなにいいドッグフードがあったとしても「なるべく自分の作った安全なものを愛犬に与えたい」「全て手作りは無理だけど愛犬の為に、ドッグフードに身体にいい野菜をトッピングしたい」と考えている飼い主さんも多いですよね。

 

飼い主さんの愛情たっぷりの手作りごはんを食べられたら、犬たちは幸せですよね。そんな場合に、野菜や果物を与えるケースも出てくるわけですが、そこで疑問が生まれます。

 

「犬には野菜を食べさせても大丈夫なのだろうか?」ということです。飼い主さんが良かれと思って野菜や果物を与えても、それが原因で愛犬が下痢や嘔吐などしてしまっては、犬はもちろん飼い主さんも辛い思いをしてしまいます。

 

実際に犬に野菜や果物を与えていいのか、与えるとしたらどんなものを与えられるのか見ていくことにしましょう。

 

 

◆犬はもともと野菜を食べない動物

犬の先祖である狼は完全に肉食で、基本的に野菜を食べないわけです。肉食を中心とした動物は腸が短く、肉食に特化しています。犬も腸が短めなので、野菜を食べることに特化した身体をしているわけではありません。

 

しかし、現代の犬たちが肉だけで十分な栄養が摂れ、生きていけるかと言ったら、それも疑問なんです。なぜかというと愛犬が食べているドッグフードの表示を見てください。

 

肉以外に様々なビタミンや栄養素などが配合されていませんか?現代でも肉食中心には変わりないですが、進化の過程で様々な栄養素が必要になったと考えられます。そして飼い主さんとしても、可愛い愛犬の健康を考えると身体にいいものを与えたいと思うのは当然のことです。

 

しかし、腸が短めで野菜を食べることに特化した身体をしているわけではないといわれている犬に、野菜を与えても大丈夫なのか心配になってしまうものです。そこで、実際にお肉や魚だけじゃなく野菜たっぷりの手作りごはんで育っている犬たちや、ドッグフードに野菜や果物をプラスしている犬たちを見てみました。

 

すると、ドッグフードのみで育ってきた犬に比べて、シニアになっても若々しくて毛並みも良く健康な犬が多い事がわかりました。野菜を食べることに特化していない犬でも、調理法を工夫することで、身体に負担をかけることなく野菜を摂取できるのかもしれませんね。

 

そこで「愛犬の手作りごはんを作りたい!!」「野菜や果物を与えたい」という方におすすめの野菜や果物、そして愛犬の身体に負担をかけない調理法などを紹介したいと思います。

 

 

 


犬が食べていい野菜・果物

 

野菜と果物と一言で言いますが、野菜や果物の種類は数えきれないほどあるものです。
しかし、実はほんの一部の野菜や果物を除いてほとんどのものを犬は食べられると言われています。一般的にはあまり犬に食べさせないであろう野菜や果物を、少し紹介しますね。

 

 

・ブルーベリー

ポリフェノールは高酸化力があり、脳神経栄養因子(タンパク質)を含んだ血液を脳へ運ぶ働きがある。

 

 

・パイナップル

酵素が腸に作用し、腸に溜まった老廃物を溶かして排出する。

 

 

・ニンニク

抗酸化成分、アルギニン酸が含まれていて有害な活性酸素を除去し、滋養強壮にもいい。

 

 

・大葉
ベータカロテンが野菜界でトップクラス!!熱に強く身体に入ってからビタミンAに分解され吸収される。免疫力アップに効果的。

 

 

・しょうが
お腹の環境を整えてくれる作用がある。身体を温め血行を良くしてくれる。涙やけにも効果的。

 

 

・パプリカ

ビタミンC、ビタミンP、ベータカロテンが豊富で、抗酸化作用、骨粗鬆症の抑制、免疫力アップに効果的。

 

 

・小松菜
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、カルシウム、マグネシウムが多く、骨や歯を丈夫に保ったり、免疫力アップに効果的。ほうれん草よりもアクがない。

 

 

・エンドウ豆

ナイアシン・パンテトン酸・葉酸が多く、皮膚や粘膜の維持、ホルモン・免疫抗体を作る、血液を作る働きがある。

 

 

ニンニク?しょうがもいいの?パイナップルも!!!
驚いた方も多いと思いますが、事実なんです。絶対に与えてはいけないと長年言われ続けてきたニンニクなども、実は滋養強壮によく、きのこ類などは癌予防にいいと言われています。

 

そして、一般家庭の常備野菜や果物のほとんどは、犬に与えても大丈夫なんです。例えば、ニンジン、大根、キャベツ、レタス、もやし、ブロッコリー、ジャガイモ、さつまいも、ゴボウ、かぼちゃ、ピーマン、りんご、イチゴ、などなど・・・
しかし、辛味があったり、香りの強いもの、味にクセがあるものは犬の好みに合わない場合がありますので、いくら身体に良いといっても無理には与えず、少量を与えてみて嫌がる場合は忘れた頃にまた試してみてください。

 

「え?イチゴやレタスにも、犬には良くないとされているキシリトールが入っているのでは?」と思った方もいると思いますが、イチゴに関して言いますと、体重1sの犬が一度に100個のイチゴを食べない限り大丈夫なんです。
逆に体重5sの犬に対してイチゴ1個を食べさせてあげると、1日分のビタミンを摂取できるほどで、犬にとってスーパーフルーツなんですよ。レタスも同様に、一気に大量のレタスを食べなければ問題はありません。

 

しかし、注意しないといけないのが、犬も人間同様アレルギーがある子もいるということです。初めて口にするものは少量から始め、その後の愛犬の様子を見守っていてあげてください。

 

 


犬が食べてはいけない野菜・果物
次にどんな野菜が犬にとって良くないのか見ていきましょう。
犬はほとんどの野菜を食べることができ、食べられない野菜はほんの一部と言われていますが、与えてはいけない野菜や果物もあるんです。

 

※与えてはいけない野菜・果物
・玉ねぎ
・ねぎ
・ニラ
・アボカド
・ぶどう

 

これらが一般的によくないとされている野菜や果物です。
嘔吐や下痢、酷いと中毒症状を起こしてしまい命を落としかねないと言われているものばかりです。しかし、先程もいいましたが、犬にもアレルギーや合う合わないがあります。通常は問題のない野菜や果物であっても、犬によってはアレルギー症状を起こしてしまったりすることもあります。

 

 


野菜を与える時の調理法
今や酵素ブーム!野菜は生で与えるべき?
人間だけでなく、犬の世界でも今や酵素ブーム!!
一昔前までは、野菜は与えなくてもいい・・・与えるならみじん切りにして茹でないと!!と言われてきましたが、現代では犬にも野菜は生で与えないと意味がないと言われるようになってきました。

 

しかし「これはダメ!!」「これはこうしないといけない!!」と決めつけていては、せっかく愛犬のために始めた手作りごはんやドッグフードへのトッピングに疲れてしまいますよね。

 

きのこ類を与える時は消化も吸収率もよくないので、みじん切りにしてとろとろになるまで煮込んであげ、少しでも吸収率を上げて犬の負担を少なくしてあげましょう。また、逆にキャベツやブロッコリースプラウトなどは茹でることで、豊富に含まれているビタミンCが水に溶けて流れて行ってしまいます。そして他の栄養素も、5〜8割程度減少してしまうので、栄養面を考えると生で与えた方がいいのかもしれません。しかし愛犬が喜んで食べられるのが1番なので、生で食べることに抵抗がある犬の場合は茹でたり煮込んだり、細かく刻んであげたりして調理してあげましょう。

 

お腹を壊してしまったり、中毒を起こしてしまうなど、命にかかわるようなことになってしまっては困りますが、それ以外では「こうしないとダメ!!」ということはありません。飼い主さんと愛犬が楽しく、美味しく食べることができるのが理想です。

 

犬たちの喉に詰まらないように小さく切るなどの配慮は必要ですが、深く考えずに飼い主さんと愛犬の負担にならない方法で野菜や果物を与えてみてはいかがでしょうか。

 

ちなみに私は心配症なので、イチゴやブルーベリー、りんご、などの果物、生で食べさせた方がいいと言われているキャベツ、ブロッコリースプラウト以外は衛生面を考え火を通すことが多いですが、サラダのキュウリやレタスなどは生で与えてしまっています。

 

 

味付けはするべき?

野菜を犬の手作りごはんや、ドッグフードにプラスしてトッピングする場合は味をつけてはいけません!!とネットなどでよく目にしますが、実際にドッグフードの表示を見るとどのドッグフードにもナトリウム(塩)は入っているのではないでしょうか。

 

野菜を切ったり茹でて、ドッグフードにプラスしたい場合は特別な味付けは必要ないと思います。しかし、手作りごはんのみの場合は少量の岩塩、海塩などの天然の塩は使用しても問題ありません。

 

そもそも犬は、それほど塩を必要としませんが、塩分が足りないと倦怠感や食欲不振、皮膚の乾燥、脱毛、血量低下体重減少などを引き起こしてしまいます。しかし逆に塩分を摂りすぎてしまうと、血量増加により血圧上昇、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こしてしまうのです。

 

手作りごはんを作る場合は、味がするかしないか程度の天然塩を入れて作ってあげると旨みも増しますし、愛犬の身体にもいいと思いますよ。

 

 

↓あわせて読みたい記事↓
>>子犬用ドックフード入門@おすすめの小型犬が食べやすい食事法

 

 

簡単な手作りごはんレシピ
※涙やけ改善犬用しょうが焼ごはん

 

材料:豚肉(薄切りロース2枚)
   すりおろししょうが(小さじ1/4)
   岩塩(少々)
   スナップエンドウ
   赤パプリカ
   キャベツ
   レタス
   もやし
   キュウリ
   ブロッコリースプラウト

 

 

@野菜と肉を食べやす大きさに切ります。
Aキャベツ、レタス、キュウリ、ブロッコリースプラウト、しょうが以外の野菜は茹で、茹であがったらブロッコリースプラウト以外の生野菜と一緒にお皿に盛りつけます。
Bしょうがと切った豚肉をよく混ぜ岩塩を少々混ぜ、フライパンで焼きます。
C盛りつけた野菜の上にしょうが焼を乗せ、ブロッコリースプラウトをトッピングして完成です。

 

 

今回は犬用しょうが焼ごはんを紹介しましたが、野菜とお肉を煮込むだけでも立派な犬用のごはんです。また、キャベツを細かく切ってドッグフードにプラスするだけの簡単トッピング方法もあります。

 

実は、私も手作り犬用ごはんを作っています。
しょうがやパプリカを始め、季節の旬な食材を使って調理し、煮込んだ時に出るスープで十分な水分を摂取することで、長年悩んでいた愛犬の涙やけが改善されてきました。

 

 

 

 


まとめ

 

ここまで犬に野菜を食べさせてもいいのかということを話してきましたが、アレルギーがあったり、犬によって合う合わないはありますが、一部の与えてはいけないと言われている野菜や果物を抜かして、ほとんどの野菜や果物を犬は食べることができます。

 

しかし、身体に良いからといって大量の野菜を与えたり、細かく切らず与えることは愛犬の体調悪化の原因になってしまいます。

 

また、初めて口にする野菜や果物のときは、体調に異変がないか注意して観察しましょう。

 

近年では、高品質のドッグフードが増えてきました。まだまだ粗悪なドッグフードもいまだにあるのも事実ですが、高品質のドッグフードを与えていれば野菜を食べなくてもワンちゃんは栄養不足になることはないのかもしれません。

 

しかし、愛犬をより大切に考える飼い主が増えてきたことで、より安全で栄養があるものを・・・という思いで手作りごはんやドッグフードにプラス野菜をトッピングすることも増えてきたのです。

 

愛犬のためにごはんを作ったり、ドッグフードに野菜や果物をトッピングすることは悪いことではありません。

 

なにより飼い主さんの愛情がワンちゃんに伝わり、よりよい信頼関係が気付けるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 




私がおすすめするドックフードランキング

 

 

ドックフード